菊花賞データ傾向2013

かつては強い馬が勝つと言われてきた菊花賞だが、最近はステイヤー需要がないため無理に出走しない有力馬が増えてきている。それよりも斤量が軽い天皇賞(秋)へ、というのが最近のトレンドとなっている。スピード・スタミナ・折り合いと総合能力が問われるレースだけにマグレで勝てる舞台でないことは確か。ここで終わる馬もいるが、古馬で大活躍する馬もおり目が離せないレースには違いない。

神戸新聞杯組が中心

菊花賞へのステップレースとしてセントライト組と神戸新聞杯組に分かれるが、好走率は神戸新聞杯が群を抜いて優秀な傾向が見られた。今年もまずは「神戸新聞杯」を経由して参戦する馬に注目すべきだろう。

また、前走が「神戸新聞杯」だった馬のそのレースでの着順別成績を見ると、「神戸新聞杯」で「5着以内」だった馬は、さらに優秀な成績をマークしていた。「神戸新聞杯」で上位争いに絡んだ馬が馬券の中心になりそうだ。

京都・阪神の芝・外回りコース実績

京都・芝外回りか阪神・芝外回りのコースにおいて連対経験のある馬が近年のトレンドだ。2005年以前はこの条件に当てはまらない馬の好走も多かったが、近年は好走馬のほとんどがこの条件を満たしている。京都・芝外回りコースで行われるレースだけに、同じ右回り、かつゴール前の直線が長いコースに実績がある馬は有利と見ることができる。

前走と同じ騎手が狙い

2004年以前は「前走と異なる騎手」とコンビを組んだ馬の好走例も多かったが、近年はいわゆる「乗り替わり」で臨んだ馬が苦戦の傾向が見られる。芝3000mの折り合いが重要視される長丁場だけに、乗り慣れたジョッキーを鞍上に迎えた馬の方が相対的に見て有利なのかもしれない。

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