秋華賞データ傾向2013

このレースがGI・JpnI 初制覇だった馬は意外と多く、1999年のブゼンキャンドル、2000年のティコティコタック、そして2009年のレッドディザイアの3頭は、重賞での優勝経験すらなかった。人気馬が活躍する傾向も、強い牝馬が現れない年は波乱の結果となることも考慮しておきたいレースだ。

「ローズS」上位組が中心

過去10年の3着以内馬30頭中、全体の6割にあたる18頭は、前走で秋華賞トライアルの「ローズS」に出走していた。一方、同じ秋華賞トライアルの「紫苑S」に出走していた馬は、連対ゼロと、苦戦を強いられている。今年も、まずは「ローズS」の上位馬に注目してみたい。

重賞で好走経験のある馬

単勝オッズ「10倍以上」で3着以内に好走した馬の多くは、すでに“JRAの重賞で3着以内に入った経験がある馬”だった。特にG1レースのように格が高いレースほど優位性が増してくる。前評判が低い馬を比較する際は、“JRAの重賞で好走した経験がある馬”を重視してみたい。

基本1~2人気馬が強い

好走率においてもすべてのカテゴリー単勝「1番人気」・「2番人気」馬の強さが目立っている。単勝オッズの妙味は2番人気が高い点も覚えておきたい。馬券の中心に据える人気馬をまずはチェックしたい。

内枠が有利

秋華賞に限らないことだが、全体的に見て芝のレースは内枠有利な傾向が見られる。馬群が密集しやすい内回りだけにスムーズを欠くこともあるが、「1~2枠」に入った馬には注意しておきたい。特に実績差が少ない混戦ほど枠順は馬券圏内に入るポイントとなりやすい。

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