天皇賞(秋)データ傾向2013

2002年、2003年を連覇したシンボリクリスエス、ウオッカとダイワスカーレットの名牝2頭がハナ差の勝負を演じた2008年、8歳馬のカンパニーがJRA史上最高齢でGI制覇した2009年。2011年はトーセンジョーダンがレコードで制するなど幾多のドラマを生んできた伝統の一戦である。

「前走1番人気」の馬が好成績

前走で「1番人気」だった馬の好走率が高いことに注目したい。3着内率で40%を超えるという高い値を叩き出すなど、好走率でも「前走2番人気以下」に大差をつけている。今年も「前走1番人気」馬が出走してくれば、着順を問わずノーマークにはできない。

前走は宝塚記念、札幌記念の馬

前走のレースを見ると、毎日王冠からの参戦が多く結果は出しているもののデータは平凡。それよりも宝塚記念や札幌記念から出走してくる馬の方が好走率が高い傾向にある。実績馬のローテーションということもあるが頭に入れておきたいデータ傾向だろう。

惨敗からの巻き返しは困難

2012年は、エイシンフラッシュが前走の毎日王冠9着の惨敗から巻き返したが、近年ではこの馬だけと好走例は極めて少ない。データでは前走で「5着以内」の馬が堅調なだけに、馬券の中心にする場合は惨敗した馬を避けたいところだ。

牝馬と3歳馬に注目!

牝馬の出走は少ないながらも好走率が高いことは注目に値する。負荷が少ない高速馬場で開催されることが多く斤量面での優位性が現れているせいだろうと分析している。そういった視点から考えると斤量が軽い3歳馬も注意が必要と言えるだろう。

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